少子化が進む中、さまざまな自治体で、子育てファミリーに向けた施策が打ち出されています。
23区でも同様ですが、中でも杉並区は「子育て応援券」という独自の施策で、子育て世帯をバックアップしてくれます。
杉並区の子育て応援券
他の区でも似たような制度はありますが、杉並区の「子育て応援券」は、利用できる範囲が広く、金額も多いのが特徴。
しかも、行政の出すさまざまな手当や助成金には所得による制限がつきものですが、この子育て応援券には所得制限がありません。
就学前の子供がいる杉並区すべての家庭に、一時保育やリトミック、インフルエンザ予防接種などのさまざまな優良子育て支援サービスに利用できるチケット(子育て応援券)を交付する支援制度なのです。
杉並区の子育て応援券の交付額
杉並区の子育て応援券は、出生時にもらえる無償応援券が20,000円です。
その翌年、0歳児から2歳児までの3年間は、毎年無償で20,000円分、追加で有償応援券が20,000円分貰うことができます。
年少から年長にあたる3歳から5歳児は、無償の配布はありませんが、有償で貰える額は20,000円分です。
それぞれ期限は翌年度末の3月31日ですが、5歳児のみ、就学前の3月31日までに期限が設けられています。
杉並区の子育て応援券の使い道
応援券は、杉並区が事前に審査したさまざまなサービスのうち、親の子育て力を高めたり、地域の子育て力を高めたりするものに限れられており以下の4つに分かれます。
1つ目は、親子地域ふれあいサービス。
親子でともに遊んだり、リトミック・創作・体を動かしたりするものや、子供向けの観劇・コンサートに参加する際、子育て応援券を利用できます。
2つ目が、親のサポート。
家事のサポートや子育てをテーマにした講演会への参加、子育てに関わる相談に使えます。
3つめは子どもを預けるサービスで、保育施設などへの託児・イベント時の託児・自宅でベビーシッターをお願いする際の補助になど、応援券が利用できます。
4つ目は、インフルエンザの予防接種です。
杉並区内の医療機関で接種する際に、利用できます。
各サービスについて、1回に使用できる限度額なども決まっているので、ウェブサイトで確認したり、子育て支援課で訪ねてみたりしてくださいね。
妊婦ゆりかご券
また、妊娠中に区内の保健センター、もしくは子育て支援課で助産師・保健師による「ゆりかご面接」を受けると、「ゆりかご券」10,000円を貰えます。
産前・産後の母親支援を行うサービスに利用できますね。
産前・産後の体を動かす講座への参加、日帰りの産後ケア、短期宿泊の産後ケアなどに使えます。
まとめ
杉並区の子育て応援券は、おむつやミルク、離乳食といったモノの購入には使用できません。
あくまで、親子が杉並区という地域の中で子育てする機会をサポートする制度です。
杉並区にマイホームを持った際はぜひ、活用してみてくださいね。
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