東京都の南東部に位置する大田区は、23区の中で最も面積が広く人口も3番目に多い区です。
蒲田などの繁華街のイメージがありますが、庶民的なスーパーや商店街があり、住みやすい環境が整っています。
海浜公園や多摩川など自然に恵まれており、不動産価格が比較的安いことから、ファミリー層に人気のエリアです。
こうした子育て世帯を支援するために、大田区は出産・育児のサポートに力を入れています。
ここでは、大田区の出産・子育て支援制度について紹介します。
ベーシックな助成制度の内容
まず基本となる支援の内容についてみてみましょう。
まず14回の妊婦健康診査と、超音波検査と子宮頸がん検診各1回の検査費用の助成が受けられます。
さらに妊娠歯科健康診査も1回分無料で受診ができます。
里帰り出産の際に自己負担で受診した場合でも、申請をすれば助成が受けられますので、利用をおすすめします。
また都の認証保育所に子どもが通う世帯は、最大4万円/月の助成が受けられます。
都内の他のほとんどの区と同様に、子ども医療費助成は15歳まで受給できます。
注目のオリジナル制度3つ
大田区は独自の出産・子育て支援も行っています。
ここでは使っていただきたいおすすめの3つの制度を紹介します。
①育児応援券
「育児応援券」を利用すると、区立保育園に勤務する保育士や栄養士、看護師などの専門職の方に育児相談ができます。
子どもが保育園に通っていない方でも、プロに悩みを相談できるのでおすすめです。
また保育園で保育の様子を見学したり、給食の試食もできます。
年齢別の子育ての方法や食事作りの参考になるでしょう。
②保育サービスアドバイザー
保育サービスアドバイザーによる保育園選びに関する相談や、育児の悩みを多岐にわたり受け付けています。
相談にのってくれるアドバイザーは、全員が区立保育園の勤務経験者のある保育士です。
家庭にあった保育施設の案内や子育て支援サービスについてなど、細かなニーズにそってアドバイスがもらえます。
出張相談や夜間の相談も実施しています。
③出産・育児支援事業かるがも
妊娠期から助産師や保健師がママのサポートを行う制度です。
妊婦さんは妊娠届出時に専門のスタッフと面接をして、出産や子育てに関する相談ができます。
出産前までに面接を終えれば、ベビーグッズなどが載ったカタログから、「妊婦さん・子育て応援グッズ」を選べます。
まとめ
ここで紹介したように大田区の出産・子育て支援制度には、専門職による妊娠時から手厚いサポートがあります。
子育てママ・パパにはぜひ利用していただきたい制度です。
マイホームの購入や住み替えを検討している方は、区役所のホームページで最新情報をチェックしてみてください。