マイホームを買うか、それとも一生賃貸で暮らすか。
この議論は、常に行われていますが、なかなか納得のいく答えは得られないものです。
今回はそれぞれのメリットとデメリットを挙げ、比較検討するには、何が重要か分かりやすくまとめてみました。
賃貸VS売買 主なメリットとデメリット:賃貸の場合
まずは、賃貸の場合とマイホームを購入した場合、それぞれのメリットとデメリットについて、みていきましょう。
賃貸の最大のメリットは、住み替えが容易であることです。
マイホームを購入すると、生活拠点が固定されてしまうため、転勤や子供の通学などを考慮し、より生活が便利な場所へと引っ越しをすることが容易ではなくなります。
一方、賃貸であれば、満員電車や通勤時間の長さといったストレスを避けるため、勤務先が変わっても常に近くに引っ越すという選択ができます。
また、万が一隣人や周辺環境に問題がある場合、住み替えることで問題を解決することもできます。
一方、賃貸のデメリットとしては、資産を残せないということです。
老後に2,000万円が必要といわれる現代において、一生涯にわたって家賃を払い続けなければいけないというのも、持ち家に比べて心配な点であると思います。
また、借り物であるがゆえに、部屋を傷つければ修繕が必要なのも賃貸特有です。
賃貸VS売買 主なメリットとデメリット:持ち家の場合
現在低金利で購入できることや、資産が残るという点では大きなメリットとなる不動産の購入ですが、修繕費や管理費、固定資産税がかかることは忘れられがちです。
毎月の家賃は支払わなくて良いものの、修繕費や管理費、固定資産税は老後にも支払う費用となります。
これらの支出はタワーマンションなどでは高額になりがちですので、老後も支払い続けられるのかについて検討が必要です。
また、不動産の購入については、多少なりとも貯蓄(頭金)が必要であり、フルローン時などは金利が高くなる、審査が通りづらくなるなど、様々なデメリットを抱えることになります。
そして、将来的に経済が不安定になった場合には、資産の価値が下がってしまうことなども、注意点と言えます。
賃貸VS売買 重要なのはライフプラン
このように、賃貸と売買、それぞれの特徴がありますが、一番大切なのは、自身の各年代におけるライフプランです。
住宅ローン期間や子育てを考えて30代でマイホームを購入する人もいれば、老後の蓄えの意味で20代から持ち家を購入する人もいます。
50代には実家に戻ることを考えリフォーム資金を貯め続ける人、60代以降は全く別の地域でのんびり暮らしたいということで、あえて賃貸での暮らしを続け、貯金をするような人もいるのです。
各年代についてある程度のプランニングをし、その過程でマイホームを購入するのか、賃貸で暮らしていくのかを検討していくことが重要なのです。
まとめ
賃貸と売買について、どうしてもメリットとデメリットにのみ焦点が当たりがちではありますが、重要なのはライフプランです。
何を重視するか、将来どうしたいかはそれぞれ異なります。
よりよいライフプランの実現のためにも、自分のマイホームの購入についてしっかり検討しましょう。
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