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東京メトロ半蔵門線の延伸計画の現状と今後について

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東京メトロ半蔵門線は、渋谷駅(渋谷区)と押上駅(墨田区)を結ぶ地下鉄です。

 

2003年に水天宮前~押上間の完成で全線開業となりましたが、さらに千葉県松戸市までの延伸計画が持ちあがっています。


東京メトロ半蔵門線の延伸計画が未定となっている理由

 

東京メトロ半蔵門線の延伸計画が未定となっている理由

 

東京メトロ半蔵門線の延伸計画は、1985年までさかのぼります。

 

当時は現在の水天宮前付近までの計画でしたが、1985年の運輸政策審議会答申第7号により錦糸町~押上~松戸まで延長することになりました。

 

しかし押上駅までの延伸をもって全線開業とし、松戸までの延伸は未定です。

 

<計画が未定になった理由>

 

2004年、営団地下鉄が民営化され東京メトロになりました。

 

それにともない東京メトロでは、半蔵門線の延伸計画を実施しない方針を発表しています。

 

したがって東京メトロが単独で建設を進める予定はなく、東京都や沿線自治体との協力が必要です。

 

また東京メトロは株式上場を目指しているため、延伸計画については経営に悪影響がないよう進めることが不可欠です。

 

松戸までは四つ木付近を経由しますが、墨田区や葛飾区など下町エリアを多く通ります。

 

そして河川もあるため、地上・地下のどちらを通る場合でも建設コストがかさむと予想されます。

 

これらの費用問題があるほか、JRや京成線とも競合するエリアなので現時点では未定の扱いです。

 

東京メトロ半蔵門線の延伸計画が実現する条件

 

延伸計画が未定となっている半蔵門線ですが、2016年の国土交通省交通政策審議会答申には計画内容が記載されています。

 

松戸までの延伸計画は首都圏の鉄道ネットワーク充実のため、国は整備を検討すべき路線と判断しました。

 

そのため計画自体が白紙になったわけではなく、実現のための条件が満たされれば計画が再始動する可能性があります。

 

半蔵門線の場合は、東急田園都市線および東武鉄道(スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線)とも連絡しています。

 

東京メトロと私鉄の直通や連絡についても、チェックしておくべきポイントです。

 

<有楽町線の延伸計画もある>

 

半蔵門線と同様に未定となっているもので、有楽町線の延伸(豊洲~住吉~野田)も実現が望まれています。

 

豊洲~住吉間の延伸が実現すると、住吉駅より四つ木までは半蔵門線と供用します。

 

ちなみに両路線の延伸を見越して、押上駅・住吉駅は留置線や折り返し線が既に整備済みです。

 

そのため有楽町線の延伸計画が始動したのち、押上~松戸間の延伸計画も進むのではないでしょうか。

 

まとめ

 

東京メトロ半蔵門線の延伸計画は未定ですが、プロジェクト自体は存続しています。

 

条件が整えば実現に向けて本格的に動き出しますから、東京東部~千葉・埼玉方面のアクセスがどうなるのか注目すべき計画です。


不動産の購入を検討されている方がいましたら、株式会社GLOBAL TAKEまでお気軽にご相談ください。

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